東京医師歯科医師協同組合には数多くのサービスがありますが、開業医向けに、キャッシュレス端末設置が可能です。今回実際に導入してみましたので、ご紹介してみます。
サービス概要
端末としては、Panasonic製のJT-VT10シリーズが、一台目は無料で貰えます。端末設置のみなら、初期費用もランニングコストも無料です。このレベルの機械を導入しようとすると、一般的には初期費用、ランニングコストともに結構割高になりますが、医師協を経由すると、無料になるのでかなりお得です。自動釣銭機に連携する場合は、初期費用が数万円かかりますが、ランニングコストは特に不要でこれも他に比べれば良心的な価格だと思います。
手数料
キャッシュレスの手数料は他に比べると安めです。クレジットカード系は1.5%ほど、電子マネーも3%を切っており良心的です。一般的にJCB系のクレジットカードや電子マネーは割高になりがちですが、価格が抑えられています。また一括導入できるので、手続きも一回で済みます。
QRコードは未対応
今のところQRコード決済には対応していませんが、端末自体はQRも対応のようなので、ここは今後の機能追加に期待したいところです。
追加導入、バックアップ機器としても
すでにキャッシュレス端末があるクリニックでも、発熱外来など別導線のためのバックアップ等で導入することもできるそうです。また他社のキャッシュレスが導入済みでも、審査では問題にならず、普通に通りました。
振込手数料は無料
振込手数料も医師協負担なので無料です。キャッシュレス決済の隠れコストに、振込手数料があります。キャッシュレスの種類ごとに振込タイミングが分かれ、その都度振込手数料が発生するケースもあります。小さいコストですが、これらの手数料は何も生まないコストなので、不要なお金は払わないに越したことはありません。
売上票の送付は必須ではないそう
キャッシュレス決済のデメリットに、売上票の郵送がありますが、基本的に伝送で処理できるようなので、必須ではないそうです。
※追記 売上票の送付は、公式に不要になりました。これでさらに便利になります。
実機の印象
実機をみると、思ったより操作画面も大きく、使いやすいです。また地味に嬉しいポイントが、患者さんが操作する端末側のコードが思ったより長いので、発熱外来の患者さんにも使えます。
自動釣銭機との連携
当院では自動釣銭機に接続して使用する予定です。このあたりの連携は自動釣銭機の記事でも、今後まとめてみようと思います。