今回は開業時に、1つ2つは、こだわりの物品や贅沢品を導入しても良いのではないかという、軽めの記事です。新規開業時は多くのお金が動くため、だんだん金銭感覚がおかしくなってくるので、油断するとあっと間にコストが膨れ上がってしまいます。そのため基本的にはケチになるくらいの気持ちの方が良いです。

しかしあまりに切り詰めるのも面白くありません。先生にとって、これはお金をかけたいというものが、少しはあってもよいのではないでしょうか。こちらのテーマについて、私の経験をお話します。

開業でこだわりはそれぞれ 

開業は新築物件を建てることと似ています。賃貸物件でも居抜きで無い限り、内装は新しく作るものですから、比較的自由に決めることができます。しかしながら内装費用は青天井です。こだわるといくら資金があっても足りません。比較的コンパクトなクリニックでも、最初のプランから少し修正するだけで、数百万円は軽く動いてしまいます。

また検査機器や物品も細かいものも含めて、色々揃えることになりますから、総額ではかなりの金額になります。その全てを気に入ったもので揃えることは、現実的には難しいと思います。どこかで妥協せざるを得ません。

しかしながら全て妥協して揃えると、せっかくの新規開業なのに、気持ちが上がらないと思います。資金的な余裕にもよりますが、多少値が張っても、先生が気に入るものをいくつか揃えることは良いと思います。

私がこだわったもの

私が開業時に贅沢と思いつつ買ったものは、アーロンチェアで、Logicoolとのコラボモデルのものを買いました。その当時では24万円ほどしましたが、思い切って買いました。椅子は長く使えますし、座り心地もよく、仕事も捗るので、買ってよかったと思っています。腰が痛くなることもないので、イスにこだわるのはオススメです。

また以前もご紹介した、オゾン発生装置も買いました。(参考記事→オゾンでの消臭・消毒)こちらはより実用的なものですが、こちらも導入して良かったと思っています。正直、必須かと問われるとそうではありませんが、あると便利です。

先生の気持ちが上がるものを買うと良いと思います

先生がご自身のクリニックを行う上で、気持ちが上がるものであれば、何でもよいと思います。私のように高いイスは、実用的でもあるのでオススメですし、他にパソコンでも、机でも、家具でも、家電でもなんでも良いと思います。開業すると、良くも悪くも、場合によっては何十年も同じ仕事場で働くことになります。人生の多くの時間を割くことになる場所ですから、少しでも居心地が良い方がよいと思います。